鑿を以ては世の中に立って居る宮彫に叶はぬ

高村光雲『光雲懐古談』昭和四年 萬里閣書房

宮彫とは、近世寺社の木彫装飾である。

その作者は宮彫師と呼ばれ、
寺社の装飾や守護のために龍や獅子、花鳥風月を彫り、
腕を競い合っていた。

一世紀の時を経て
「宮彫」という言葉は人々に忘れらていったが、
日本各地の寺社を今もなお守護している。

日本宮彫協会は、
宮彫師たちが残した業績を
後世に残すための団体である。